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数字の不思議

今日は統計上の数字とか、そういったものについて書いてみようと思います。
卒論や就活で色々なデータを見る機会が増えたので、たまにはそういうのを誰かに還元してもいいんじゃないかな~とか思ったわけです。
珍しく真面目な文章なんで無理して読まなくてもいいですよw

では、追記にて。
さて、タイトルは数字の不思議と書きましたが、新聞やネットとかに流れている数字を鵜呑みにしてしまう人にはちょっとした機会かもしれません。

まず、データを取る上で全ての人や物事を対象に完璧に調べることは不可能と言っていいでしょう。
TV視聴率などで考えれば、あれは【視聴率を計る機械を設置した家庭の視聴率】というだけであって、実際に日本中の家庭の視聴率があの通りかどうかはわかりません。
ただし、機械が無作為に選んでいたり、ある地域に住んでいる人々の割合に応じて数を決めたりすることで、できる限り平均的なデータを引っ張りだそうとするわけですね。

数字の不思議 1 「100%中の何%かの何%」

基本ではありますが、大事なことです。


次に近年社会問題化している晩婚化について。
私はこれに関連する形で卒論を書いているので、厚生労働省が出している統計データを参照することが多いです。
そこには結婚志向(結婚を望む人)が男女問わずアンケート対象者の90%近くを占めているいることが出ています。
つまり、9割の人は結婚をしたいと考えてるわけです。
9割の人が結婚したいと考えてるのに、結婚をしないのはなぜなんでしょうか?
出会いがない、良い人がいない、結婚すると自由な時間がなくなる、なんていうのが割と多いパターン。
過去と比べれば会うだけなら現代のようにネットがあるので簡単です。
最も、ネットでしか知らない人と会うことの危険性を考えれば、これは消極的になる人が多いのも当たり前でしょうから、女性の社会進出が進んだことを加味して考えれば、出会いの機会そのものが減っているわけではないという推測はできそうです。
さて、このアンケートにはもう一つ面白い数字があります。
結婚に対する考え方を聞いたところ、男性が70%、女性の75%が「無理に結婚しなくてもいい」という解答が出ています。
つまり、全体の90%が結婚したいと答えてはいるものの、全体の20%程しか結婚する必要性に迫られてないということになりますね。
結婚するのが当たり前という社会通念が希薄になっているのが見て取れます。

数字の不思議 2 「異なる数字から導きだされる答え」

厚生労働省の統計に興味がある方はこちらをどうぞ


最後は就職活動の実体験から。
ご存知の通り、今年は第二次就職氷河期とまで言われる程の厳しい状況。
大学生(新卒)の求人倍率を調査・発表しているところから一部抜粋してみました。


求人倍率は前年の1.62倍から1.28倍に低下
大企業は0.38倍から0.47倍、300人未満企業は8.43倍から4.41倍と、規模間の倍率差は縮小

来春2011年3月卒業予定の大学生・大学院生対象の大卒求人倍率は、1.28倍となった。全国の民間企業の求人総数(計画)は、前年の72.5万人から58.2万人への19.8%のマイナスとなった。一方、学生の民間企業就職希望者数は、前年の44.7万人から45.6万人への1.9%のプラスとなった。



まあ、私みたいにまだ就職活動が終わってない側からすると目を背けたくなるようなことをつらつらと書いてるわけですw
で、問題とするのはこの1,28倍という求人倍率。
この数字だけみれば、全ての学生が就職できるということになります。

しかし、その労働環境のことまではこの数字は示してくれるわけではありません。
私が説明会に参加したある企業Nのことを書いてみましょう。


株式会社N商会 募集要項

資本金  2億3500万円

従業員数 約1300名(パート・アルバイト含む)

募集人数 100名(昨年度70名)

給与   基本給18万7千円+地域手当+諸手当(東京なら25万7千円が最終賃金)


少し説明が面倒なところを省いて載せましたが、これをみてどのように感じますか?
注目して欲しいのは、従業員数に対しての募集人数の数。
単年度で総従業員数の1割近くを募集しています。
非正規従業員が何人いるのかはわかりませんが、中堅企業(定義的には大手に属する)と言える企業がこれだけの採用数を出すのは異常。
業界1位と言われる大手企業ですら2~3%前後の募集が一般的であることからもそれがわかります。(三井物産では約6150名に対して130名、約2,1%だった)
昨年度の採用人数を見ても、単年度での大幅募集ではなく連続的に採用人数が多いことがわかります。
まあ、ひと言で言ってしまえばいわゆるブラック企業ですね。
おそらく、辞める人も多いのでそれを踏まえた上での採用なんでしょう。

問題なのは、こういった企業も大企業として求人倍率に含まれているという点。
一種の水増しに近い形をとっているため、0,47倍という数字は「まともな大企業の中で働く」という考えを持っている人に対しては、過大なものだと思った方がいいでしょう。

数字の不思議 3 「数字と現実の乖離」

求人倍率のことなどが書いてるのはこちらのHP。


さて、ここまで長々と書いてきましたが、私が言いたいのはただ一つ。

数字を鵜呑みに信じるのではなく、疑ってみた方がいい

ということ。
TVでもどこの会社が調査したものなのか、それがちゃんと平均化されるように取ったデータなのか、そういう部分を明らかにせずに公表していることがありますが、マスメディアはあくまで情報を発信するだけ。
それを信じるかどうかは自分自身にかかっているのだということを忘れずにいなければなりません。
現代のような情報化社会では、情報だけで人間がパニックになるということも珍しくないですからね。
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